この記事のポイント
- Amazonで売上を伸ばすための販促施策には「クーポン」「プライム限定割引」「プロモーション」「ポイント」があり、それぞれ効果が異なります。
- 実は「ポイント」は検索結果での見え方が弱く、売上に対するインパクトを感じにくい傾向があるため、優先度は低くなります。
- 販促費をかける際は、全商品に薄く広くばらまくのではなく、効率良く売れている「スターASIN」に優先投資して利益を最大化するのが基本です。
- 一方で、売れ行きが悪い商品や低レビュー商品は、「プロモーション(まとめ買い割引)」を活用して在庫を回すという有効活用が可能です。
- 販売数に伴ってレビューの評価が下がり続ける場合は、販促を強めるよりも、商品そのものの根本的な改善を検討する必要があります。
Amazonの販促施策とは?「ポイント」の優先度が低い理由
「とりあえずポイント」という運用は、売上インパクトが薄く費用対効果が合わないケースが多々あります。
Amazonで商品を販売する際、売上を底上げするための主な販促施策として「クーポン」「プライム限定割引」「プロモーション」「Amazonポイント」の4つが用意されています。
多くのセラー様が「どれも同じような割引だろう」と考え、全商品になんとなく同じ施策を設定してしまいがちですが、それぞれの施策には検索結果での見え方や、お客様の購買心理に与える影響度に明確な違いがあります。
現場で数多くの運用を見てきたプロの視点からお伝えすると、これらの中で最も優先度が低いのは「Amazonポイント」です。
ポイントは付与しても検索結果一覧で目立ちにくく、また「今すぐ安く買いたい」というお客様の直接的なメリットになりづらいため、実際に活用してみても売上に対するインパクトを感じられないケースが非常に多く見受けられます。
限られた利益(原資)を削って販促を行うのであれば、お客様の視線を引きつけ、直接的なクリック率(CTR)や転換率(CVR)の向上に寄与する他の施策を優先的に活用していくべきです。
各販促施策の特徴と強力な使い分け
それぞれの施策の強みを理解し、目的に応じた使い分けを行うことが成功の鍵となります。
ポイント以外の3つの強力な販促施策について、それぞれの特徴と運用上の使い分けを解説します。
新商品の立ち上げ期
プライム会員への訴求
複数商品の合わせ買い
鉄則①:まずは「効率良く売れている商品」に優先投資する
全商品に薄く広く割引をかけるのではなく、売上が跳ねる「スターASIN」から販促を実施します。
販促施策を設定する際、セラーが陥りがちな罠が「取り扱っている全商品にとりあえず5%のクーポンをつける」という運用です。
しかし、元々アクセスがなく売れていない商品にクーポンをつけても、お客様の目に入らないため意味がありません。
販促費(利益を削る原資)を使うのであれば、ビジネスレポートを分析し、現在すでに効率的な売上がある商品(CVRが高いスターASIN)から優先的にプロモーションを実施していくことが鉄則です。
すでに売れる土台ができている商品にクーポンやプライム限定割引を重ねることで、検索結果のシェアをさらに広げ、売上の波を何倍にも大きくすることができます。

「売れている商品なら割引しなくても売れるのでは?」と思われるかもしれませんが、Amazonでは「直近の販売数(売上実績)」が自然検索順位を上げる最大の要因となります。利益を少し削ってでも販売数を伸ばし、検索順位を押し上げてから割引を外して利益を回収する、というコントロールが重要です。
「クーポンの効果があまり感じられない」「どの商品をスターASINとして優先すべきか迷っている」という事業者様は、ぜひ株式会社IRUNEにご相談ください。ビジネスレポートのデータに基づき、利益を最大化するプロの販促計画をご提案いたします。
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鉄則②:売れない商品・低レビュー商品は「プロモーション」で回す
主力商品の力を借りて、動きの鈍い商品の在庫を有効活用し販売に繋げます。
前項で「優先すべきは売れ筋商品」とお伝えしましたが、では逆に「売れていない商品」や「少しレビューが悪くて単体では厳しい商品」は放置するしかないのでしょうか。
いいえ、こうした商品群も、販促施策の一つである「プロモーション機能」を有効活用することで販売していくことが可能です。
たとえば、「よく売れているスターASIN(商品A)」のページ上に、プロモーション機能を使って「商品Aと、売れ行きの悪い商品Bを一緒に買うと、商品Bが30%OFFになります」という設定を仕込みます。
低レビューの商品に多額の広告費をかけても、比較されて買われないため赤字が膨らみます。
人気商品の集客力を借りることで広告費をかけずに露出し、割引のお得感で在庫を効率よく消化できます。
このように、プロモーション機能を「在庫消化や低迷商品の救済ツール」として活用するのも、現場でよく使われる実践的なテクニックです。
販促の注意点:レビューが下がり続けるなら「商品改善」を疑う
割引で無理に売上を作る前に、商品そのものの課題と真摯に向き合う必要があります。
販促施策を使いこなせば、短期的には販売数を大きく伸ばすことができます。しかし、販売数が増えるにつれて注意しなければならないのが「レビュー(評価)」の推移です。
販売開始直後でレビュー件数が少ないうちは、1件の低評価で全体の星(★)の数が大きくブレてしまうため、多少星が安定しなくても焦る必要はありません。
しかし、販促をかけて数十個、数百個と販売数が増えていく中で、それに伴ってどんどんレビューの星が悪くなっていく(低評価の割合が増えていく)ケースがあります。
これは、商品ページでうたっている期待値に対して、実際の商品クオリティが伴っていないという「お客様からの強烈な警告」です。
この状態でさらにクーポンや割引を投下して無理に販売を続けても、クレーム対応や返品が増加し、最終的にはアカウントの健全性を損なう致命的な事態に繋がります。
星が下がり続ける場合は、一度販促のアクセルを緩め、お客様のレビューを深く分析し、商品の改良(パッケージや説明書の改善、品質の見直しなど)について真剣に検討すべきフェーズに入っていると認識してください。
まとめ:メリハリのある販促運用で利益をコントロールする
商品の状況に合わせて施策を使い分け、データを見ながら改善を繰り返しましょう。
Amazonにおけるクーポン、プライム限定割引、プロモーションの使い分けと、それらを投下すべき商品の見極め方についてお伝えしてきました。
なんとなくポイントを付与したり全商品にクーポンをばらまくのではなく、まずは「効率良く売れているスターASIN」に優先投資して波を作り、売れ行きの悪い商品はプロモーションで賢く消化するというメリハリのある運用が、利益を最大化する基本となります。
そして何より、販売数とともに蓄積されるレビューに耳を傾け、必要であれば商品の改善に踏み切る誠実な姿勢が、長く売れ続けるブランドを作るための最大の秘訣です。
もし、「自社の商品群をどう整理し、どれに販促をかければいいか分からない」「低迷している商品をどうプロモーションに組み込めばいいかアドバイスが欲しい」とお悩みであれば、ぜひ私たち株式会社IRUNEにお任せください。プロの視点でアカウント全体を分析し、最適な販促計画の立案から実行までを全面的にサポートいたします。
私たちIRUNEでは、元Amazon社員をはじめとするプロのメンバーが、御社の商品ごとのCVRや利益率を分析します。インパクトの薄い施策を見直し、スターASINへのクーポンの集中投下や、プロモーションを活用した在庫の有効活用など、データに基づいたメリハリのある運用で売上と利益の最大化を支援いたします。
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