無料相談受付中|お気軽にご相談ください

【元Amazon社員が解説】Amazonブランド登録(Brand Registry)のメリットと申請方法完全ガイド

この記事のポイント

  • Amazonブランド登録(Brand Registry)を利用するには、前提として商標登録(または商標の出願中ステータス)が必須です。商標を持たないブランド名だけでは申請できません。
  • Amazon公式ページによれば、商標登録機関によっては「出願中」のステータスでも申請が受け付けられており、日本の商標もこの対象に含まれます。
  • 日本での商標登録は、出願から登録まで平均5〜10ヶ月程度かかり、特許庁に納める公的な費用だけで1区分あたり総額45,000円前後(出願12,000円+10年分登録32,900円)が必要です。
  • ブランド登録が完了すると、A+コンテンツ、ブランドストア、ブランド分析、相乗り出品対策などの機能が使えるようになります。
  • Amazonには「IPアクセラレータ」という、提携する商標専門家を通じて出願手続きを進めることで、ブランド登録の審査を早めやすくする制度もあります。

Amazonブランド登録とは何か、なぜ必要なのか

「そのうち登録すればいい」と後回しにしている間に、相乗り出品や模倣品被害が広がっていくケースは少なくありません。

Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)とは、自社が商標権者であることをAmazonに認めてもらい、ブランドオーナー専用の機能を利用できるようにする制度です。

Amazonへのブランド登録自体は必須ではありませんが、登録していないと利用できない機能が数多くあります。相乗り出品への対処、A+コンテンツの作成、ブランドストアの開設など、売上にも関わる機能の多くがブランド登録済みのセラー限定で提供されています。

本記事では、ブランド登録の前提となる商標登録の実務、申請の流れ、登録後に使える機能までを整理します。

前提条件:商標登録という「壁」

ブランド名だけでは申請できません。商標という法的な裏付けが必須です。

Amazon公式のブランド登録要件ページには、次のように明記されています。

「登録商標は、主要な登録機関に登録されたものであり、現在有効なものでなければなりません。Brand Registryは、一部の商標登録機関で商標登録を申請中のブランドも受け付けています」(出典:Amazon Brand Registry 登録要件ページ

つまり、正式に登録が完了した商標だけでなく、出願中(審査待ち・審査中などのステータス)の商標でも、対象となる商標登録機関であれば申請が可能ということです。日本の特許庁もこの対象に含まれています。

対象となる商標の種類は、文字商標(活字による語句・文字・数字、または標準文字商標)と、画像商標(語句・文字・数字を含むイラストや図案化されたロゴ)です。ブランド名やロゴだけを用意して、商標の裏付けがないまま申請することはできません。

商標登録からAmazonブランド登録までの流れ図解

出願中のステータスでもブランド登録の申請は進められる

商標登録のリアルな期間と費用

「今すぐ登録したい」と思っても、法的な手続きである以上、一定の時間と費用は避けられません。

日本国内での商標登録は、特許庁への出願から登録まで平均5〜10ヶ月程度かかります。審査で問題が見つかり、拒絶理由通知への対応(意見書・補正書の提出)が必要になった場合は、さらに数ヶ月延びることもあります。

項目特許庁への費用(1区分の場合)
出願時12,000円(3,400円+8,600円)
登録時(10年分一括)32,900円
合計目安約45,000円(弁理士費用は別途)

出典:特許庁「産業財産権関係料金一覧」

少しでも早く商標登録を進めたい場合は、「早期審査制度」(一定の条件を満たすと審査期間が短縮される制度)の活用や、Amazon独自の「IPアクセラレータ」プログラム(提携する商標専門家を通じて手続きを進める制度)を利用する方法もあります。

審査期間・費用は申請内容や区分数、依頼する専門家によって変動します。正確な見積もりは、弁理士など専門家にご確認ください。
「商標登録から申請まで、何から手をつければいいか分からない」という方へ

株式会社IRUNEでは、商標登録の専門家との連携も含め、Amazonブランド登録の準備から申請、登録後のA+コンテンツ・ブランドストア構築まで一貫してサポートします。

Amazon運用代行ならIRUNE。
無料アカウント診断を受ける →

Amazonブランド登録の申請の流れ

準備さえ整っていれば、申請作業自体はオンラインで完結する、それほど複雑な手続きではありません。

1
商標情報の確認・準備

特許庁の特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で、自社の商標の登録番号(または出願番号)とステータスを確認します。商標名は、Amazon上のブランド名・商品パッケージの表記と完全に一致させておく必要があります。

2
ブランドレジストリアカウントの作成

Amazon Brand Registryの公式ページから、セラーセントラルのアカウント情報でブランドレジストリアカウントを作成します。

3
ブランド情報・商品情報の入力

申請するブランド名、商標の登録番号または出願番号、対象の商品カテゴリー、各カテゴリーで最も売れているASINなどを入力します。

4
商品画像のアップロードと審査待ち

ブランド名が確認できる実際の商品画像をアップロードして申請を完了します。以降はAmazon側の審査を待つ流れになります。

登録後に使える主な機能

「保護」だけでなく「売上を伸ばす機能」も、ブランド登録とセットで手に入ります。

A+コンテンツ

通常はテキストのみの商品説明欄を、画像や比較表を交えたリッチなコンテンツに拡張できます。

ブランドストア

Amazon内に自社ブランド専用の複数ページのストアを無料で構築できます。

ブランド分析(Brand Analytics)

検索キーワードや購買行動など、通常は見えないデータにアクセスできるようになります。

ブランド保護機能

模倣品・相乗り出品を発見しやすくする専用の申告フォームや、Amazon側の自動的な保護機能が利用可能になります。

⇒ 関連記事:【ブランド維持】安売りでブランドの世界観が崩れる?価値を守りながら売上を拡大するクリエイティブ戦略

鬼島 智 株式会社IRUNE
IRUNEの一言ポイント
鬼島 智
株式会社IRUNE 代表取締役

ブランド登録は「商標を取ってからようやくスタートライン」という手続きです。相乗り出品や模倣品の被害に実際に遭ってから商標出願を検討するケースをよく見かけますが、その時点ではすでに数ヶ月分のタイムラグが発生しています。売上がまだ小さいうちから、ブランド名を先に商標登録しておくことをおすすめします。

ブランド登録前後で使える機能の比較図解

登録前と登録後で、使える機能が大きく変わる

まとめ:商標は「守りの手続き」ではなく「攻めの投資」

相乗り対策という「守り」だけでなく、A+コンテンツやブランドストアという「攻め」の機能も同時に手に入る投資です。

Amazonブランド登録の前提となる商標登録は、出願から登録まで数ヶ月単位の時間がかかる法的な手続きです。だからこそ、被害が起きてから動くのではなく、早めに着手しておくことが結果的にコストを抑えることにつながります。

「商標登録の相談先が分からない」「ブランド登録の申請を代行してほしい」という場合は、株式会社IRUNEにご相談ください。元Amazon社員が、御社のブランド戦略に合わせて、商標登録の専門家とも連携しながら、ブランド登録から運用まで一貫してサポートいたします。

商標登録の可否や個別の手続きの詳細については、最終的に弁理士など専門家にご確認ください。本記事は2026年時点で公開されている情報をもとに作成した一般的な解説です。
ブランド登録、まだ「商標がないから」と後回しにしていませんか?
相乗り出品や模倣品の被害に遭ってから商標を考えようと思っている
A+コンテンツやブランドストアを使いたいが、何から始めればいいか分からない
商標登録の専門家探しから、Amazon側の申請まで一緒に進めてほしい
【IRUNEからのご提案】

私たちIRUNEでは、元Amazon社員をはじめとするプロのメンバーが、商標登録の専門家との連携も含め、ブランド登録の準備から登録後のA+コンテンツ・ブランドストア構築までまとめてサポートいたします。

Amazon運用代行ならIRUNE。
無料アカウント診断を受ける →

Amazon運用課題に合わせて、
さらに参考記事をチェック!

【守り】利益と組織を守る

関連記事