📋 この記事のポイント
- 製品コード(JANなど)がない自社オリジナル商品やOEM品をAmazonで販売するには「製品コード免除申請」が必須です。
- 申請に必要なのは「ブランド名」と「そのブランド名が恒久的に印字された商品・パッケージの実物画像」です。
- 審査に落ちる(エラーになる)原因として多いのが、商品画像への「ブランド名の印字」がAmazonの規定を満たしていないケースです。
- 「シールやステッカーを貼っただけ」の画像は、恒久的な印字とみなされず却下される可能性があります。
- 製品コード免除はあくまで「出品するための一時的な許可」であり、知財を守る「Amazonブランド登録」とは異なります。
Amazonの製品コード免除申請とは?なぜ必要なのか
自社で開発したオリジナル商品やOEM品など、JANコードを持たない商品をAmazonで販売するための必須手続きです。
Amazonで商品を新規出品(カタログ登録)する際、通常は商品の識別番号である「製品コード(GTIN、JAN、EAN、UPCなど)」の入力が必須となっています。スーパーやコンビニで売られている商品についている「バーコードの数字」をイメージしてください。
しかし、世の中には製品コードが存在しない商品も多数あります。
例えば、自社で開発したオリジナルブランドの商品、OEM(自社ブランドでの委託製造)品、アパレル商品、ハンドメイド品などです。GS1事業者コードを取得して自社でJANコードを発行することも可能ですが、費用や手間がかかります。
そこでAmazonが用意している措置が「製品コード免除申請」です。
この申請を行い、Amazonの審査を通過することで、製品コード(JANなど)を持たない商品でも、特定のカテゴリーとブランド名において新規に商品カタログを作成し、販売を開始することができるようになります。
申請前に準備すべき「必須の公式要件」
申請には「ブランド名が恒久的に印字された商品・パッケージの実物写真」が必要です。ここが審査において重要なポイントとなります。
製品コード免除申請は、簡単な操作のみで完了するわけではありません。Amazonの公式ガイドラインに基づき、あなたがそのブランドの商品を販売する正当な状況にあることを証明する必要があります。
申請前に、以下の情報を必ず手元に準備してください。
1. 申請する「ブランド名」の決定
免除申請は「ブランド名」と「カテゴリー」の組み合わせで行われます。ここで申請したブランド名と、後ほど商品登録画面で入力するブランド名が、大文字・小文字・スペースに至るまで完全に一致している必要があります。
2. 【重要】ブランド名が印字された「実物の画像」
審査においてAmazonの担当者がチェックするのが、提出される商品の画像です。以下の条件を全て満たした画像を最低2枚(商品自体とパッケージなど、異なる角度から)用意する必要があります。
- 商品本体、または商品のパッケージ(箱や袋)の画像であること
- 申請する「ブランド名」が、商品やパッケージに恒久的に(簡単にはがせない形で)印字・刻印・縫い付けされていること
- 手に持ったり、机の上に置いたりして撮影された「実物の写真」であること(※CGの合成画像や、白抜きの宣材写真は不可)
✅ 現場の鉄則:恒久的な印字とは?
Amazonが言う「恒久的」とは、商品に直接プリントされている、タグが縫い付けられている、パッケージの箱自体に印刷されている状態を指します。「無地の箱や商品に、パソコンで印刷したブランド名のシール(ステッカー)を貼っただけ」の画像は、審査で却下される可能性があります。
「エラーコードが出て商品登録ができない」「審査に通る画像の作り方が分からない」など、Amazon特有のシステム対応に時間を奪われていては本末転倒です。実務の壁はプロに任せ、売上を創るコア業務に集中しませんか?
無料アカウント診断・ご相談はこちら →製品コード免除申請の具体的な手順
セラーセントラルから専用の申請ページにアクセスし、カテゴリーとブランド名を入力して審査に進みます。
準備が整ったら、実際にAmazonセラーセントラルから申請を行います。
ステップ1:製品コード免除の申請ページへアクセス
セラーセントラルの右上にある検索窓(虫眼鏡アイコン)に「製品コード免除」と入力し、ヘルプページ内にある「製品コード免除の申請」というリンクをクリックして専用ページに移動します。
※実際の申請ページはこちら(製品コード免除の申請)からアクセスできますが、申請対象となる商品やブランドの状況によっては正しく表示されない可能性があります。
ステップ2:カテゴリーの選択とブランド名の入力
出品したい商品が属する「商品カテゴリー」を選択します(複数選択可能)。次に、右側のテキストボックスに申請したい「ブランド名」を入力します。
※ノーブランド品(独自のブランド名を持たない商品)を出品する場合は、ブランド名の欄に「ノーブランド品」と入力します。
ステップ3:「利用資格の確認」をクリック
入力が終わったら、「利用資格の確認」ボタンをクリックします。Amazonのシステムが、そのブランド名に関する情報を確認します。
ステップ4:証明画像(エビデンス)のアップロード
利用資格が確認されると、詳細情報を入力する画面に移行します。
「商品に製品コードがない証明」として、事前に準備した「ブランド名が恒久的に印字された実物の画像」をアップロードします。
画像を送信すれば申請は完了です。通常、48時間以内にAmazonのアカウントスペシャリスト(審査担当)からメールで審査結果の通知が届きます。
審査に通らない・エラーになる「3つのよくある原因と対処法」
審査で差し戻される原因の多くは「画像の不備」か「ブランド名の不一致」です。原因を確認し、正しく再提出しましょう。
製品コード免除申請は、一度で通らないことも珍しくありません。却下されたり、エラーコード(エラー5665やエラー5461など)が出たりした場合の主な原因と対処法を解説します。
原因①:画像の「ブランド印字」が不十分と判定された
審査において指摘されやすいポイントです。前述した通り、「シールを貼っただけ」「画像編集ソフトで文字を入れただけ(合成画像)」と判定された場合、要件を満たしていないと判断されることがあります。
【対処法】
商品本体に直接ブランド名がプリント・刻印されている様子がはっきり分かるように、明るい場所でスマホ等を使って再撮影してください。どうしてもパッケージにシールを貼る仕様の場合は、市販のラベルシールではなく、専門業者が印刷した専用のパッケージ用シール(簡単には剥がれないもの)であることをAmazonに説明できるよう準備しておく必要があります。
原因②:申請したブランド名と画像内のブランド名が違う
申請時に入力したテキストのブランド名が「IRUNE」で、画像に印字されているロゴが「irune(小文字)」や「イルネ(カタカナ)」だった場合、不一致として差し戻されることがあります。
【対処法】
入力するテキストと、画像内のロゴは、大文字・小文字を含めて一致させて申請してください。
原因③:他の出品者がすでにそのブランド名を登録している(エラー5461等)
申請しようとしたブランド名が、すでに別の企業によって「Amazonブランド登録(商標登録に基づく保護)」されている場合、製品コード免除の手続きや、そのブランド名での出品自体が制限されることがあります。
【対処法】
あなたがそのブランドの正規の販売代理店である場合は、ブランドオーナー(メーカー)から「Amazonでの出品許可」を示す承認状(レター)をもらい、Amazonのサポートへ提出して制限を解除してもらう必要があります。

Amazonの審査担当者は、日々多くの申請を確認しています。そのため、「一目で要件を満たしていると分かる画像」を提出することが重要です。商品パッケージを手で持っている様子など、「確かに実物が存在している」というリアリティを伝えることが、スムーズな手続きのコツです。
注意!「製品コード免除」と「Amazonブランド登録」は別物
製品コード免除は「出品するための許可」にすぎません。相乗り出品を防ぐなどの強力な権利を得るには、商標を取得して「ブランド登録」を行う必要があります。
オリジナル商品を出品するセラーが混同しやすいのが、「製品コード免除申請」と「Amazonブランド登録」の違いです。
製品コード免除申請は、あくまで「JANコードがなくても、カタログを作って出品してよい」という一時的な許可にすぎません。この申請が通ったからといって、そのブランド名の独占的な使用権(相乗り出品を排除する権利)がAmazonから与えられたわけではなく、他社が同じページに出品(相乗り)してくるリスクは残ったままです。
自社のオリジナルブランドをAmazonで長期的に育て、守り抜くためには、特許庁で商標権を取得し、Amazonの「ブランド登録(Amazon Brand Registry)」を完了させることが推奨されます。ブランド登録を行うことで、相乗りの排除だけでなく、「A+コンテンツの詳細なカスタマイズ」や「スポンサーブランド広告の利用」など、売上を加速させるための機能が利用可能になります。
まとめ:出品の壁を乗り越え、売上拡大のスタートラインへ
エラーや申請の壁で立ち止まらず、専門家の知見を活用して最速で販売機会を創出しましょう。
Amazonでオリジナル商品やOEM品の販売を開始する際、最初のハードルとなるのが「製品コード免除申請」です。本記事で解説した通り、Amazonの求める「恒久的な印字」というルールを正しく理解し、適切な画像を準備することが、審査を通過するための近道です。
しかし、無事に免除申請が通り、商品が出品できたとしても、それは「スタートラインに立った」にすぎません。そこからいかにして検索順位(SEO)を上げ、広告を最適化し、自社ブランドを育てていくかが、本当の運用となります。
株式会社IRUNEは、元Amazon社員の知見を活かし、このような「出品時のエラー解決」といった実務レイヤーから、売上最大化のための戦略立案・広告運用・ブランド登録のサポートに至るまで、お客様のフェーズに合わせた包括的な伴走支援を行っています。
「Amazonの仕様が複雑で作業が進まない」「オリジナル商品をもっとスケールさせたい」という事業者様は、ぜひ一度、株式会社IRUNEにご相談ください。
IRUNEでは、製品コード免除申請などの複雑な「実務・システム課題」の解決から、売上を最大化するためのSEO対策、広告運用、ブランド登録支援までを一気通貫でサポートします。元Amazon社員の知見を活かし、お客様が「売上を創るコア業務」に集中できる環境を構築いたします。
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