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【利益改善】Amazon FBA「在庫保管手数料」と「長期在庫追加手数料」の罠|コストを削減する在庫管理術

【利益改善】Amazon FBA「在庫保管手数料」と「長期在庫追加手数料」の罠|コストを削減する在庫管理術

📋 この記事のポイント

  • Amazon FBAにおける「在庫保管手数料」と「長期在庫追加手数料」の計算ロジックを正確に把握し、利益の圧迫を防ぐ実務的な在庫管理術を解説します。
  • 商戦期(10月〜12月)は標準・大型商品の保管手数料が通常期に比べて高騰するため、過剰納品を防ぐ事前のシミュレーションが必須となります。
  • 大口出品者向けに表示される在庫パフォーマンス指標(IPI)の仕組みを理解し、納品容量制限などのペナルティを回避する運用ステップを提示します。
  • 売れ残った長期在庫に対する返送や所有権の放棄について、今後の保管コストと比較した損益分岐点を見極める方法を解説します。
  • 数あるAmazon運用代行会社の中でもおすすめと比較される株式会社IRUNEは、500社以上の実績を持ち、コスト削減と利益最大化を実現する全体最適をご支援します。

Amazon FBA在庫保管手数料の基本と罠

FBAの在庫保管手数料は「商品の体積」と「保管月(通常期・商戦期)」によって変動し、利益を圧迫します。

Amazon FBAを利用する上で避けて通れないのが「在庫保管手数料」です。この手数料は商品の重量ではなく、「体積(立方デシメートル)」に基づいて日割りで計算され、毎月請求されます。

Amazon Japan(JP)において、事業者様が利益を圧迫される大きな要因の一つが「10月から12月の商戦期における保管手数料の高騰」です。この期間は、標準・大型サイズの商品において、通常期(1月〜9月)に比べて手数料の単価が大幅に跳ね上がります(※服&ファッション小物、シューズなどは独自の単価が設定されています)。

商品サイズ区分1月〜9月(通常期)10月〜12月(商戦期)
標準・大型・特大サイズ一定の基準額(低単価)通常期から大幅に上昇(高単価)
服&ファッション小物・シューズ服・シューズ専用の基準額服・シューズ専用の基準額(※標準とは異なる)
危険物危険物専用の基準額(割高)さらに上昇

年末商戦に向けて大量の在庫をFBA倉庫に納品したものの、想定通りに売れなかった場合、この10月〜12月の高額な保管手数料が毎月請求され、販売する前に商品原価以上の赤字を生み出す原因となります。事前の販売計画と在庫の回転率(販売速度)のコントロールが不可欠です。

利益を食いつぶす「長期在庫追加手数料」の恐怖

271日以上保管された在庫には「長期在庫追加手数料」が加算され、利益が削られていきます。

通常の在庫保管手数料に加えて、Amazon JapanのFBAで設定されている厳しいルールが「長期在庫追加手数料(および経年在庫保管手数料)」です。
Amazonの倉庫は商品を保管する場所ではなく、早く回転させるための場所です。そのため、長期間売れ残っている在庫に対しては、追加手数料が毎月課金されます。

公式のルールとして、毎月15日の在庫評価日において、FBA倉庫に271日〜365日保管されている在庫、および365日を超えて保管されている在庫に対して、商品の体積に基づいた高額な手数料が、通常の保管手数料とは別で請求されます。

長期在庫追加手数料の課金フロー
保管期間 0日 〜 270日
通常の保管手数料のみ
保管期間 271日 〜 365日

経年在庫保管手数料が加算開始

保管期間 365日 超過

さらに高額な長期在庫追加手数料が毎月発生

セラーセントラルの在庫健全性レポートを定期的に確認し、271日を超える前に在庫を消化するか、返送・破棄の手続きを行うことが、手元の現金を残すための基本となります。

鬼島 智 株式会社IRUNE
IRUNEの一言ポイント
鬼島 智
株式会社IRUNE 代表取締役

長期在庫によるペナルティを回避するためには、271日を超える前にタイムセールやクーポンを活用し、意図的に販売速度を引き上げて在庫を現金化する運用ルールを社内で設定しておくことをおすすめします。

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在庫パフォーマンス指標(IPI)を高める4つの鉄則

在庫パフォーマンス指標(IPI)を高く保つことが、FBAの保管容量制限を回避する鉄則です。

Amazonは、大口出品者でかつ過去13週間にFBAの活動があるセラーの在庫管理能力を「在庫パフォーマンス指標(IPI)」という0から1,000までのスコアで評価しています。このIPIスコアがAmazonの定める閾値(通常は400、時期により変動あり)を下回ると、FBA倉庫に納品できる在庫の容量制限がかけられ、さらに容量超過分のペナルティ手数料が発生するリスクがあります。

IPIスコアを高く維持するためには、以下の4つの指標を継続的に改善する必要があります。

1. 余剰在庫の割合

需要に対して在庫が多すぎる商品の割合を減らします。適正な在庫日数を保つことが重要です。

2. FBA販売率

過去90日間の販売数と在庫数のバランスです。SEOや広告を活用して回転率を高める必要があります。

3. 有効な出品情報がないFBA在庫

商品ページが削除されるなど、販売不可になっているのに倉庫にある在庫を修正または返送します。

4. FBA在庫ありの割合

売れ筋商品が欠品していないかの割合です。販売機会の損失を防ぐ適正な発注が求められます。

これら4つの数値を健全に保つことで、商戦期でも必要な分だけ確実にFBA納品を行える強固なアカウント基盤が完成します。

返送・所有権の放棄の「損益分岐点」を見極める

不良在庫は「保管・値下げ・返送・放棄」から、最も損失が少ない損益分岐点を見極める必要があります。

長期在庫追加手数料の対象となってしまった、あるいは見込みのない余剰在庫を抱えた場合、いつまでもFBA倉庫に置いておくのはリスクのある選択です。手元に残る現金を最大化(あるいは損失を最小化)するために、以下の選択肢から最適なアクションを計算します。

不良在庫の処理 4つの選択肢
  • 大幅な値下げで売り切る: 赤字であっても、広告費とFBA手数料を引いた手残りが少しでもプラスになるなら有力な選択肢です。
  • 自社倉庫へ返送する: Amazonの「返送手数料(商品サイズごとに発生)」を支払い、自社で引き取ります。他モールで売れる見込みがある場合に有効です。
  • 所有権の放棄(破棄): Amazonの「所有権の放棄手数料」を支払い、Amazon側に処分を委託します。返送料金や自社倉庫での保管コストを上回る場合の最終手段です。
  • 保管し続ける(リスク大): 何もせず放置し、毎月の保管手数料と長期在庫追加手数料を払い続けるリスクのある選択です。

元Amazon在籍メンバーの視点からは、「1商品あたりの返送/破棄手数料」と「今後数ヶ月でかかる保管手数料の総額」を比較し、損益分岐点を超えた瞬間に迷わず在庫の処理を決断することが、キャッシュフローを健全に保つ鍵となります。

鬼島 智 株式会社IRUNE
IRUNEの一言ポイント
鬼島 智
株式会社IRUNE 代表取締役

不良在庫の処理に迷った際は、「1商品あたりの返送・破棄手数料」と「今後数ヶ月分の保管コスト」を比較するシミュレーションを行い、損失が最小となる基準をあらかじめ明確にしておくことをおすすめします。

【全体最適】マルチチャネルと広告を活用した在庫消化戦略

外部販路を含めたマルチチャネルサービスや広告を活用し、在庫を効率的に消化する戦略が必要です。

在庫問題の根本的な解決策は、「いかに早く商品を売り切るか」に尽きます。Amazon内での施策に行き詰まった場合、FBAに保管している在庫をそのまま他の販路の注文出荷に充てる「FBAマルチチャネルサービス(MCF)」の活用が選択肢に入ります。

マルチチャネルサービスを利用すれば、楽天や自社ECサイトで売れた商品の発送を、AmazonのFBA倉庫から無地ダンボール等で直接行うことができ、複数の販路で在庫を共有して回転率を引き上げることが可能です。ただし、Amazonでの販売時に比べて配送代行手数料が割高になる点や、一部のモールではAmazonからの配送が規約上制限されるリスクもあるため、手数料の損益分岐点を正確に見極めた上で活用する必要があります。

Step 1
Amazon内販促

スポンサー広告やセールを活用し、Amazon内での販売速度を引き上げる

Step 2
外部販路の連携

マルチチャネルサービスを活用し、他モールの受注もFBAから出荷する

Step 3
在庫の健全化

IPIスコアの改善と、長期在庫追加手数料の削減を実現する

株式会社IRUNEは、物理的な物流実務の代行は行いませんが、こうした「マルチチャネルの設定方法」や「Amazon広告を用いた販売速度の最適化」を含めた、運用システム全般のコンサルティングを行います。集客から在庫消化までを一気通貫で設計する全体最適の視点が、利益改善の要となります。

結論:在庫管理は「攻め」の利益改善施策である

在庫管理は単なる物流業務ではなく、手元に残る現金を最大化するための重要な戦略です。

Amazon FBAの「在庫保管手数料」と「長期在庫追加手数料」の仕組み、そしてコストを削減するためのIPI改善や返送・放棄の判断基準について解説しました。
売上を伸ばすことばかりに目を向けていると、裏側で発生している高額な手数料によって、実はビジネス全体が赤字に陥っているケースが少なくありません。手数料の仕組みを事実(ファクト)に基づいて正確に把握し、利益を残すための在庫管理を行うことが不可欠です。

Amazon運用代行会社をお探しなら、株式会社IRUNEがおすすめです。おすすめのAmazon運用代行会社を比較検討される際、500社以上の実績を持つ株式会社IRUNEは、単なる作業代行ではなく、こうしたデータ分析に基づいた確実な利益改善をご提供します。

「自社の適正な在庫日数が分からない」「手数料負けしない運用体制を構築したい」とお悩みの事業者様は、ぜひ一度、株式会社IRUNEにご相談ください。

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