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Amazon FBA納品でよくあるエラーと「危険物審査」の正しい対応マニュアル

Amazon FBA納品でよくあるエラーと「危険物審査」の正しい対応マニュアル

📋 この記事のポイント

  • FBA納品プラン作成時に突然表示される「危険物審査中」は、Amazonのシステムが商品情報の特定キーワードを検知して発生します。
  • 審査をクリアするためには、商品の性質に応じて「安全データシート(SDS)」または「適用除外シート」の提出が必要です。
  • 「電池を使用しているか」「アルコール等を含むか」によって、提出すべき書類が異なります。
  • Amazon公式では審査に「2営業日以内」かかるとされていますが、混雑状況によってはそれ以上の日数がかかる場合があります。
  • 危険物審査以外にも、バーコードの欠落やバリエーション設定の不備が納品エラーの原因となるため、事前のチェックが重要です。

FBA納品で突然起きる「危険物審査」とは?

危険物とは火薬や毒物だけではありません。化粧品や電子機器など、日常的な商品も審査の対象になります。

商品をFBA(フルフィルメント by Amazon)の倉庫に送ろうと納品プランを作成している最中、突然「この商品は危険物審査中です」というエラーメッセージが表示され、手続きがストップしてしまうことがあります。

「うちの商品は危険物なんかじゃないのに!」と焦る担当者の方は非常に多いですが、Amazonにおける「危険物(Hazmat)」の定義は、一般的なイメージよりもはるかに広範です。

危険物審査の対象になりやすい商品の例

  • 化粧品・ヘアケア用品: アルコール(エタノール)などの引火性成分が含まれている可能性があるため。
  • 電子機器・おもちゃ: リチウムイオン電池などのバッテリーを内蔵、または同梱しているため。
  • 日用品・スプレー缶: 洗剤などの化学薬品、または圧縮ガスが含まれている可能性があるため。

Amazonのシステム(AI)は、商品ページの説明文やタイトルに「バッテリー」「アルコール」「洗浄」といった特定のキーワードが含まれていると、自動的に「危険物の可能性がある」としてフラグを立て、安全性が証明されるまでFBA倉庫への納品を保留します。

危険物審査をクリアするための「2つの必須書類」

商品の成分や性質によって「安全データシート(SDS)」か「適用除外シート」のどちらかを提出する必要があります。

審査を通過し、納品を再開するためには、その商品が安全に保管・輸送できることを証明する書類をAmazonへ提出しなければなりません。書類には以下の2種類があります。

1. 安全データシート(SDS)が必要なケース

化学薬品、スプレー缶、アルコールを含む化粧品など、実際に引火性や有害性を持つ成分が含まれている商品の場合は、公式な「安全データシート(SDS:Safety Data Sheet)」の提出が必要です。

  • 入手方法: 商品の製造元(メーカー)に「Amazonへ提出するためのSDSをください」と依頼して入手します。
  • 注意点: Amazonの規定により、SDSは「過去5年以内に作成または更新されたもの」であり、「新しいGHS/CLP危険認識情報が含まれているもの」である必要があります。要件を満たしていないと再提出を求められます。

2. 適用除外シートで解決できるケース

一方で、「有害な化学薬品を含まない商品」「単に乾電池等で動くだけの製品」、あるいは「システムが誤って危険物と判定してしまっただけの商品」の場合は、より簡易的な「適用除外シート(Exemption Sheet)」の提出で審査を通すことが可能です。

  • 入手方法: セラーセントラルの公式ヘルプページ(FBA危険物判定作業)にアクセスし、ページの右側から該当するExcelのテンプレートをダウンロードします。
  • 種類: 「電池および電池駆動製品に関する適用除外シート」と、「有害化学薬品を含まない製品の適用除外シート」の2種類があります。商品の性質に合わせて選び、出品者自身で必要事項を記入します。
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審査書類の提出手順と、完了までの日数

セラーセントラル内の専用アップロードツールから書類を送信します。審査には通常「2営業日」かかるとされています。

書類(SDSまたは適用除外シート)が準備できたら、Amazonへ提出します。
※セラーセントラルの画面構成は頻繁にアップデートされるため、最も確実なヘルプ検索からの手順を解説します。

提出の具体的な手順

  1. セラーセントラル右上の検索窓(またはヘルプ)で「危険物に関する書類のアップロード」と検索します。
  2. 検索結果に表示される公式ページ(安全データシート(SDS)または製品情報確認シート)を開きます。
  3. ページ内に設置されている専用のアップロードツール(「危険物の分類を管理する」ページなどへの案内)を開きます。
  4. 該当する商品の「ASIN」を入力し、用意したファイルを選択してアップロードします(ファイルサイズは20MBまで)。

✅ 審査にかかる日数と待機時の注意点

Amazon公式のガイドラインでは、書類提出後、各ASINは「通常2営業日以内(月〜金、祝日除く)」に危険物チームによって審査されると記載されています。
ただし、繁忙期や申請が混み合っている時期は、4〜5営業日、場合によってはそれ以上かかるケースも報告されています。焦って何度も同じ書類を送り直すと審査が遅れる可能性があるため、まずは公式の期日を待ち、それでも結果が出ない場合はテクニカルサポートへ状況確認の問い合わせを行うのが確実です。

危険物審査以外のよくある「FBA納品エラー」と解決法

危険物以外にも、バーコードの欠落やバリエーション設定の不備がエラーの原因になることがあります。

FBA納品プランの作成時にエラーが出る原因は、危険物審査だけではありません。よくある納品エラーとその対処法を整理しておきます。

エラー①:製品コード(JAN)の欠落エラー

商品カタログを作成した際、正しいJANコードが入力されていない、または免除の申請が正しく行われていない場合に納品エラーとなります。
【対処法】 自社オリジナル商品等でJANコードがない場合は、事前に製品コード免除申請を正しく完了させてから納品プランを作成してください。

エラー②:親ASINを納品しようとしている

色違いやサイズ違いの商品をまとめている場合、「親商品(空箱)」を選択してFBAに納品しようとするとエラーになります。
【対処法】 親商品には実体がありません。必ずバリエーション(親子関係)の子商品(実際のカラーやサイズごとのASIN)を選択して納品数を入力してください。

エラー③:パッケージの寸法・重量の未入力

FBA倉庫に送る際、システムが送料や保管スペースを計算するために、商品の「パッケージ寸法」と「重量」のデータが必要です。これが未入力だと納品プランが作成できません。
【対処法】 商品の編集画面(詳細タブなど)から、正確なパッケージ寸法と重量を入力して保存し、数十分待ってから再度納品プランを作成してください。

納品トラブルを未然に防ぐための事前チェック

大量の在庫を仕入れる前に、必ず「危険物判定ツール」でステータスを確認する癖をつけましょう。

危険物審査は、時として販売開始スケジュールを大幅に遅らせる原因となります。在庫切れによるSEOの大幅な低下リスクを防ぐためにも、事前の確認が重要です。

鬼島 智 株式会社IRUNE
IRUNEの一言ポイント
株式会社IRUNE 代表取締役 鬼島 智

新しい商品を取り扱う際、仕入れや製造を行う前に、セラーセントラル内の「ASINの危険物判定ステータスを確認する」ツールを利用することを強く推奨します。既存のASINであれば、このツールに入力するだけで、その商品がFBAで危険物として扱われるかどうかが事前に分かります。もし該当する場合は、仕入れと同時にSDSをメーカーに手配しておくことで、納品時のタイムロスを最小限に抑えることができます。

まとめ:パニックにならず、正しい手順で納品を完了させよう

エラー画面が出ても焦る必要はありません。Amazonのルールに基づき、適切な書類を提出して審査をクリアしましょう。

FBAの納品手続き中に「危険物審査」でストップしてしまうのは、多くの販売者が通る道です。商品が本当に危険物である場合はSDSを、そうでない場合や電池関連商品の場合は適用除外シートを正しく提出することで、問題なく納品を進めることが可能になります。

しかし、Amazonのシステム要件は年々厳格化しており、「書類を提出したのに何度も差し戻される」「別のエラーが絡み合って納品が完了しない」といった実務的なトラブルで、担当者のリソースが大幅に削られているケースも少なくありません。

株式会社IRUNEでは、元Amazon社員の知見を活かし、こうした「FBA納品時のエラー対応」や「複雑なカタログ管理」から、売上に直結するSEO対策、広告運用までを一気通貫でサポートしています。

「システムのエラー対応に疲弊している」「納品トラブルをなくして販売活動に集中したい」とお悩みの事業者様は、ぜひ一度、株式会社IRUNEにご相談ください。

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